2013年4月29日月曜日

S病院採用 アミノ酸輸液

注;空欄部は添付文章上の記載なし

S病院 ダブルバック輸液製剤 (一部)

注;高カロリー輸液PNツインには必ずビタミンB1を入れてください。


2013年4月17日水曜日

ICUに最適な栄養剤は?


現在Sみた先生が、S総合病院ICUの急性期栄養療法プロトコールを考案中!
世の中でも、可能な限り、ICU入室24-48時間以内の早期経腸栄養開始が推奨されています。
 
Sみた先生の考案に基づき、当院採用栄養剤で、どれが一番早く目標に達するか、シミュレーションしてみました。
 

【設定】

体重50kgの患者さん。
ICU入室1週間以内に、
目標の60%は達成したい。

目標総カロリー量: 25kcal/kg/日とすると、1250kcal。
→このうち60%は750kcal。
 
目標蛋白量: 1.5g/kg/日とすると、75g。
→このうち60%は45g。
 
経腸栄養は、20ml/hrから開始し、
1日に10ml/hrずつ増量するものとして計算すると・・・

黄色が60%青は100%の達成度です。
 
ICU栄養プロトコール ダービー
結果は・・・
ペプタメンAFがぶっちぎり1位でした!!
(なにしろ初日から60%に達してますからね・・・。)
 
インスローもなかなかイケてます。
エンシュアに至っては、カロリー・水分は入るのですが、
待てど暮らせど蛋白が追いつきません。
 
というわけで、ICUで、
「総カロリー、蛋白を充足させよう!」
というスローガンのもとでは、
ペプタメンAF、インスロー一押しです。
(食品でもありますし・・・)
 
60%到達以降は、ペプタメンAFを躍起になって増やさなくてもよいかもしれませんね。
食事代で収まる範囲を考えると、
1日3袋(900kcal/600ml)までとし、
ICU退室後に、おいおい、
NPC/Nが通常(150前後)の栄養剤に切り替えていくのがリーズナブルかもしれません。

S総合病院 定例NST委員会


話題その1:第28回JSPEN(in 金沢)参加報告

I在井はESPEN・LLL(Life long learning)コースで、「腎疾患の栄養管理」「肥満の栄養管理」を受講した経験を報告しました。

 LLLでは、透析患者さんの目標投与カロリーは、35kcal/kg/日で、20kcal/kg/日未満では、即EN、だめならTPNのフローチャートが示されており、われらのこれまでの介入は手ぬるかったと考えさせられました。

また、ICUでは、肥満患者はさまざまな合併症起こしつつも予後良好、お勧めBMIは30-35!と、びっくりの結果を教わりました。

Fatter is better !
STのO川君、栄養士のI本さんからは、リハビリテーションを行っている方は、従来の見積もりよりも多くの熱量が必要との報告がなされました。O川君は、現在、リハビリテーション科病棟で、間接熱量計を用いた検討を始めたそうです。今後、結果を教わりましょう。期待してます。

 

話題その2:3月の活動状況

NST回診介入件数は39人、のべ89回。摂食機能療法対象者は55人、のべ798回でした。NST回診は、糖代謝科のご協力により1.5倍伸びています。ありがとうございます。

話題その3:今後の宿題

経管栄養で退院する患者さんを、他院や施設へスムーズに申し送る方策を練ること。半固形化など栄養剤の投与形態が多様化しており、施設間の連携がますます重要です。

2013年4月14日日曜日

動画のせました。

ブログタイトル下に動画が見れるタブを設けました。
http://gebanst.blogspot.jp/p/blog-page_14.html
限定公開のyoutubeに飛ぶようにしています。
撮影にご協力くださった先生方はありがとうございます。


現在は以下の2本です。

★カサシンの経鼻栄養チューブ挿入
★DrこだまっくのPICC挿入

2013年4月13日土曜日

タブのご紹介


「下痢をどうするか」の資料がタブ形式で見れます。
ブログタイトルの下にあります。
ご利用ください。
http://gebanst.blogspot.jp/p/blog-page_5700.html

★経腸栄養における下痢の原因と対処

★ICUにおける経腸栄養中の下痢の対処法
(オーストリラリアとニュージーランドの熱心な団体のガイドラインより抜粋)

栄養投与経路の選択は?できる限り経腸栄養推奨!

If the gut works, use it ! 

…栄養補給の大原則と言われてます。

誰の言葉なのか知っている人は教えてください(^ - ^)

 
*PTEGは現在保険収載されていますので、当院では胃瘻が困難なかたに、PTEG造設の選択肢もあります。

ブログ開設のお知らせ

Bloggerで下馬栄養倶楽部を開設しました!