2013年4月17日水曜日

S総合病院 定例NST委員会


話題その1:第28回JSPEN(in 金沢)参加報告

I在井はESPEN・LLL(Life long learning)コースで、「腎疾患の栄養管理」「肥満の栄養管理」を受講した経験を報告しました。

 LLLでは、透析患者さんの目標投与カロリーは、35kcal/kg/日で、20kcal/kg/日未満では、即EN、だめならTPNのフローチャートが示されており、われらのこれまでの介入は手ぬるかったと考えさせられました。

また、ICUでは、肥満患者はさまざまな合併症起こしつつも予後良好、お勧めBMIは30-35!と、びっくりの結果を教わりました。

Fatter is better !
STのO川君、栄養士のI本さんからは、リハビリテーションを行っている方は、従来の見積もりよりも多くの熱量が必要との報告がなされました。O川君は、現在、リハビリテーション科病棟で、間接熱量計を用いた検討を始めたそうです。今後、結果を教わりましょう。期待してます。

 

話題その2:3月の活動状況

NST回診介入件数は39人、のべ89回。摂食機能療法対象者は55人、のべ798回でした。NST回診は、糖代謝科のご協力により1.5倍伸びています。ありがとうございます。

話題その3:今後の宿題

経管栄養で退院する患者さんを、他院や施設へスムーズに申し送る方策を練ること。半固形化など栄養剤の投与形態が多様化しており、施設間の連携がますます重要です。